幻の輪島素麺
その昔、輪島はそうめん造りのさかんな町でした。
輪島そうめんの製法は様々な地方に伝わっていき、影響を与えていったのです。
手延べそうめんのルーツ
室町時代に五島列島から日本海経由で麺の製法が伝わり、油を使わない手延べ素麺『輪島素麺』が誕生しました。
この輪島独特の製法は富山の「氷見うどん」や「大門素麺」へ伝播し、秋田「稲庭そうめん」、宮城「白石温麺」にも伝わりました。
かの織田信長も御所への献上品には輪島の素麺を選んだと言われるように、公家・貴族をはじめ、江戸時代には加賀前田藩御用達、幕府献上の名品として製麺も盛んでした。
しかし…
明治を迎えると藩の保護を失い、百軒以上あったそうめんの製造業者も次第に廃れていき、昭和初期には輪島から素麺の姿は消え、ついに伝説と化し、幻の輪島そうめんとなってしまいました。
幻と言われている輪島素麺を、弊社では「輪島なごみそうめん」として製造・販売しております。
風味豊かな手延べそうめんをぜひご賞味下さい。